Oracle 10g Express Editionについて

11/18のかのITProの記事に関してのエントリにSATO Naoki氏よりコメントを頂いた。
氏のダイアリーでは、

S/N Ratio(2005/11/17):
日本国内で提供しないといっても、もともと無償ですから、米国Oracleのサイトからダウンロードすればいいだけではないかと思います (有償契約なら日本法人との日本円ベースの契約や日本語でのサポートなどの問題が出てきますが、XEは無償ですし)。なお、オラクル製品はもともと国際化対応されているので、別途日本語版があるわけではありません。

と述べられている。確かにOracleのバイナリは違いはありませんから、

という点を除けば、特に不都合はありません。
もちろん、現行のExpress Edition Beta2はUS-OTNからダウンロードできます。

OTN.ORACLE.COM:
Free to develop, deploy, and distribute

というすばらしい売り文句と共に。

S/N Ratio(2005/11/17):
10/31のエントリにも書きましたが、DBキャラクタ・セットがシングル・バイトのLatin1 (WE8MSWIN1252) のみなのは、ベータ版のみの制限事項です。製品版ではUTF-8 (AL32UTF8) がサポートされ、日本語データの扱いも可能になる予定です。

Oracle 10g Express Editionのデータシートには、

English (single byte character set) and International (Unicode) versions
available with support for 10 major languages

とあるため、この辺りも期待大である。

今回(Beta2のリリース後)は、

OTN.ORACLE.COM:
NLS issues for the following languages (Russian, Estonian, English - South Africa, Spanish - Dominican Republic, German - Switzerland, French - Switzerland, and Italian - Switzerland)

となっていますので、現行のBeta2では上記の言語にしか対応していない、と言う事なのでしょう。

残る「日本語非対応」の部分は、やはりmsiの中身だけなのですが、それすらローカライズするのが面倒だ、と言う事なのでしょうか。(苦笑